Back to peach time annex



SS900の赤Pちゃんは納車1ヶ月にもならない6月5日、実は転倒していたのだった。(T_T)その日は勝沼方面にさくらんぼツーに行った日。これからさくらんぼをたらふく食べるぞ!っていう矢先の出来事。非常に落ち込み、非常に情けなく、非常に痛かった。(この場合の痛みは赤Pが大根おろし状態になってしまったから・・・)
自分の怪我なんてたいした事はない。左のヒザとヒジに擦り傷&打身のアザが出来ただけだった。そんな赤P転倒顛末記?じゃないな。修復作業レポ?を今頃お届け〜。いつもの仲間には飲み会の席でおちゃらけて暴露していたんだけどね。ネット上でやっと公開する気持ちになれたので・・・^^;本当は、ここでとっととカミングアウトして、毎日の修理速報をお届けしようと思っていたので、チマチマと写真を撮ってきたのに、やっぱりお蔵入りは悲しいかな?と今頃になってなぜか公開することにしたのだ。エヘヘ♪


上の写真は転倒直後。この画像は本当に転んですぐだったので「記念?に写真でも撮っておくか」という気力がまだあった。自分で撮影。しかし、この後涙は出るわ、手足は震えるわ、、、、留守番している子供の事を思い出したら泣けて泣けて仕方がなかった。かーちゃんは何事もなく無事で帰らねばならんのだ。だけど骨折などの大きな怪我でなくてとりあえずほっとした。周りのみんなにも助けられた。画像だとよくわからないけど黄色い丸印部分が損傷箇所。

いつまでも泣いてなんかいられない!家に帰ってから旦那にはメチャクチャ叱られたが(これはコカした事に対してではなくて、私の運転の未熟さに対して)そんな事より早急に修理をする事を考えねばとありがたい叱咤激励?を受ける。ショップに依頼したらどうなるの?赤Pをニコニコ現金払いで購入しちゃったからお金なんてないよ。「オレが直すよ」え?まじっすか?「オレのプラモデル技術を今最大限に生かす時が来たんだよ♪」

ほー。やっとお蔵入りしていたエアブラシが活躍ですか?と言いながら実は、私はこの時点では旦那を信用していなかった。修復に失敗して後で泣くハメになるのではないかと。。。カウルを外した状態。デカール部分に一番ダメージが大きくて悲惨。ウインカーもポッキリ。



デカル剥がしと傷の修繕

こんな事しちゃってほんとに平気なの〜〜?
デカール部分を思い切ってやすりで削る。DUCATIの文字がボロボロ剥がれてきた。あぁ〜かわいそう。こんなにされちゃって・・・デカールって案外シッカリついているのね。

と言うか、赤い塗料の上にはクリア塗装が乗っている。それを剥がさないとデカールは剥がせないのだ。こするこする。力の限りこすりまくる。

使用している耐水ペーパーは200〜400番くらいかな?

パテで傷を埋める

デカールを剥がす為のやすりがけとりあえず完了。
ありゃりゃ〜〜ん。とにかく悲惨・・・
ここからは、傷の凹みをパテで埋めて、乾いたらまたやすりがけ。

大きめの傷はパテを直接塗り込んで傷跡を埋め込んでいきます。小さめの傷は水でといた薄目のパテをハケなどで塗っていきます。(サーフェイサー?というらしい)この作業を何度も繰り返し、カウルの表面がなめらかになるまで、ひたすら繰り返すのだ!

旦那の七つ道具の一つエアブラシ登場!

塗料を少量ずつ吹いていく。だけど色が乗らない。ぜんぜん乗らない。この時点でかなり焦っている。

ドゥカ独特の赤い色が出ない。どうみても濃いピンク色にしか見えない。エアブラシは何層にも塗っていかないと色が乗らない。その代わりにじんだりダマになったりすることは殆どないとの事。地道に作業が続く。
私は傍らで「やっぱりダメなんじゃないの・・・?」とボソリ。旦那は強気!「まだまだこれからだ!」


本当は下地にサーフェィサーを吹くと色のノリは良くなるんだって!(旦那談)

何度も頑張ってとりあえず塗装終了

何層塗ったんだろう?かなり赤い色はいい感じになってきた。
だけど、微妙に違う。元の色と違う!いいの〜?ツヤも無い。でもこれは最後にクリア塗装をかけるので心配要らないそうで・・・ホント?心配〜〜。

実は納車してすぐに装着したサイドスタンドキャンセルキットと、今回塗料を入手したライダースクラブの担当の方には非常にお世話になった。サイドスタンドを下ろしたままだとエンジンがかからなかった赤Pちゃんにこのパーツを旦那が装着したのだが、お陰様で便利になった。

この時点ではぴかぴかに磨く必要はないんです!

位置決めは慎重にやる!

塗装を完全に乾かしてから、いよいよメインエベント?のデカールを貼る。塗装がうまく行ってもデカールがナナメになったり、ヘッポコに貼ればそれだけで台無しに・・・

一応2セット買っておいたので、もしも失敗しても何とかなるという安堵感もありこれは私が担当する事に・・・と言うか「お前のバイクなんだからここはやっぱお前がやるべきでしょう」と旦那。ほーそうですか?ではいっちょやってみましょうかね?私はこう見えても手先が器用なのよ。美術の成績は常に良かったぞ。あんまり関係ないか?(ちなみに旦那は図画工作&美術はボロボロだったそうだ。だけどプラモ作るの好きなんだよね〜)

完成!後はコンパウンドで磨き込む!

おそるおそる、台紙を剥がしにかかる・・・おぉぉ〜〜〜なんとか上手く貼れたよ。すごい〜、だいぶ安堵感が・・・しか〜〜し、ここからがまた至難は続くのだった。この後クリア塗装を吹いたのだが・・・すんごいニオイ。サリンか?猛毒か?目が見えなくなってしまうのではないか?

とりあえず、近所から苦情は来なかったが、このクリア塗装って非常に厄介者だよ。


そして、今度はツヤを出す為にひたすらワックスかけのように磨く。この磨き作業が一番大変だったよ〜〜。力を入れて磨かないとクリア塗装の曇りが取れない。両腕筋が筋肉痛に・・・

しかし!苦労して手をかけたお陰でこんなにきれいになったよ〜〜〜〜〜〜〜。フロントフェンダー以外はどこに傷があったかなんてわからない。誰も私がすっ転んだとは夢にも思わないでしょう!(笑)(フロントフェンダーを外す工具が揃ってなかったので修復してないのだ。そのうちやるよ。)赤い色もドゥカの赤だ!なんの違和感も無い。つやつやだ〜〜〜!!感涙ですな。(この2枚の写真はよっさんの提供です。ありがとう〜♪)

修復には約2週間を要したかな?きれいになってすぐのツーは乙女の祈り・・・じゃない!乙女の念願だった三保の松原ツーだったのだ。すっかりキレイになった赤Pちゃんで行けた三保は格別だった。この日に間に合わせる為に夜な夜な作業をした甲斐があった。

うううう〜〜〜。なんかますます愛着が沸いたよ。これだけ手塩に育てた?我が子なんだもん。

免許取って14年目にして初めて走行中の転倒。立ちゴケとは訳が違う。幸いにも?対向車の無い道路だったし、速度もたいした事がなかったので自分の傷は軽くて済んだ。しかし、周りのみんなには心配をかけたし、迷惑をかけた。その事が一番気がかりだった。私は一人では何も出来ないんだなと自分の小ささを実感した。転倒直後、泣いてしまったり「もう一人で帰る!」と駄々をこねたり(ウインカーないのに普通に走って行けるわけないじゃんね!)本当に迷惑をかけてしまった。あの日ツーで一緒だったみんなを始め、旦那にも感謝せずにはいられない。


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